犬の起源について新たな説が浮上。
イギリスのミース州にある石器時代の遺跡「ニューグランジ」で発掘された5000年前のものと思われる犬の遺骨のDNAを分析したところ、現代の犬はユーラシア大陸の両端に生息していた別々のグループのオオカミから進化した可能性が出てきた!
研究では最古で14,000年前の犬の祖先の遺伝子や2,500頭の現代の犬との比較を行った。
その結果、東アジアとユーラシア大陸の西の犬ではDNAに大きな違いがみられユーラシア大陸の東西の別々のグループのオオカミが家畜化され、これらが犬の祖先になった可能性を示唆している。これについて研究者は「ユーラシア大陸の東側で繁殖した犬が人々と共に現在のヨーロッパに移り、部分的にヨーロッパの犬と入れ替わっていった可能性もある」としている。
つまり、これまではアジアの1つのグループのオオカミが進化し犬になったという説とは違い、別のグループのオオカミでも犬に進化したかもしれないという事だそうだ。
犬だけではなく猫やその他の動物も進化の過程は解明されていない部分も多いが、何とも神秘であります。
人ももともとはサルであったわけで、その前は今でいうマウスのような哺乳類から進化したのですから、進化というのは不思議ですよね。